よく、エンジニアには資格はいらないと言う人がいますが僕は場合によっては必要だと思ってます。
今回は基本情報技術者試験について書きましたので、資格を取得するか迷ってる人用に書きました。
この記事でわかること
- エンジニアの資格が有効なとき
- ウェブ系のエンジニアには資格よりGitHubの充実
- 業務系エンジニアには資格は有効
- コスパの良い資格悪い資格
IT系の資格3選
エンジニアが取得しておいて不要にはならない資格はこの3つです。
ITパスポート
IT系、非IT系に関わらず全ての人が取得しておいて間違いない資格です。
ITに関わらない人でも教養として持っておいていいかなと思うレベルの資格です。IT知識の基礎の基礎の勉強ができます。
この資格は難易度はかなり低いですが、ITリテラシー自体が向上するのでIT産業の人だけではなく万人にオススメできる資格です。
基本情報技術者
基本情報はエンジニアとして働く場合の必須の知識がいくつかあります。
なので基本情報の出題範囲はエンジニアとして当たり前に求められる知識です。
少しマニアックなのですが、多くのウェブサイトのURLの先頭はhttpsとなっていますが、これが公開鍵暗号方式と言います。
詳しい話は他のページを参考にするか、実際に勉強してほしいのですがこのあたりは実際に開発するとなるといずれ必要になってくる知識です。
なので資格を取得するか、取得しないかは別としてテキストを買って網羅的に勉強するのはいいことだと思います。
応用情報技術者
基本情報技術者のワンランクアップした資格になります。
多くのエンジニアは資格不要派が多いですけど、応用情報技術者のレベルは仕事としてもセキュリティーやネットワークやアルゴリズムはなかなか実践的です。
特にネットワークの知識は、なかなかわかりにくい知識であるからこそ応用情報技術者の勉強をして知識として持っておくことは必要です。
大学で専攻が情報系以外の場合はいずれ勉強しておきたい知識が応用情報技術者の出題範囲には網羅されています。
ということで応用情報技術者の知識は情報系の大学生の基礎知識レベルです。
この応用情報技術者は評価してくれる会社であれば評価してもらえますので勉強をしたら資格も取得しておきたいところです。
エンジニアの資格が有効なとき
エンジニアに資格が必要なときってどんな時かなまとめてみました。
エンジニアが昇進するときの資格はいるのか
どの業界でも同じだとは思いますが資格があるから昇進するとかっていうのはないです。
会社の規則によって違いはあると思いますが、資格を取得するための努力をかって昇給額が大きくなるとかは会社や上司の違いによってありそうですが、基本職位が低いにとって有効なスキルアップの手段ですので資格が昇進の決め手となるケースはほとんど見られません。
未経験者がエンジニアとして就職する時もいらない?
資格がある人とない人であればある方がいいです。
なぜなら資格は多くの知識が網羅されているからです。
この業界外部設計や内部設計や詳細設計など、何を設計しているのかわからない単語が多いのでわからない単語が出てきた際に調べるといったことでも対応できるとは追いますが資格の勉強をしていれば、よりスムーズに仕事に入ることができます。
基本情報技術者試験で実際に平成29年春期にこういった問題が出題されてました。
システムの外部設計を完了させるとき,顧客から承認を受けるものはどれか。(基本情報技術者試験平成29年春季46問)
この問いの答えは、画面レイアウトです。
基本情報技術者試験はぶっちゃけ必要ない知識も結構あるので合格するかしないかは別として、情報が網羅されているので勉強する価値はありそうです。
業務の中で資格は使えるか?
仕事をしていく中では基本情報技術者試験や応用技術技術者試験の内容を使うかといったら使わない知識の方が多いです。
ウェブ系エンジニアの資格取得よりGithubアカウントの充実
ウェブ系エンジニアに応募したときの経験上では必要なのはコードを書き続けていることでした。
ウェブ系企業への就活には資格はいらない【経験談】
ウェブ系のエンジニアを募集している会社にも就活したことがありますが、資格は全然何も言われませんでした。
ウェブ系企業は資格よりGitHubでどういったソースを書いているかとか、どういった技術が得意なのかを見ている印象があり、GitHubアカウントを教えてくださいというよく言われました。
なのでウェブ系で求められる仕事も転職でも資格はまったく必要なく有利にならないと言えると思います。
業務系エンジニアで歓迎される資格
業務系の会社ってどちらかというと保守的というか国家資格とか権威的なものがまだまだ大事かなと思います。
業務系企業への就活には資格は実力の証明になる【経験談】
業務系のエンジニアの業種によって違いますが、企業に派遣型のエンジニア(SES)であれば常駐している会社への実力の証明になるので単価も上がるそうです。
単価が上がるのであれば転職はしやすくなるということですよね。
なので業務系のエンジニアとして就職したり転職したりする場合は単価が上がりそうな資格を取得すれば、転職したり就職しやすいことになります。
エンジニアのキャリアの中でコスパのいい資格
エンジニアとしてコスパの良い資格と悪い資格は分けられるので、資格を受験するときは努力が無駄にならないようにコスパを重視すべきですのでコスパの良い悪いで資格を分けてみました。
エンジニアとしてコスパの良い資格
- 基本情報術者試験
- 応用技術者試験
- ORACLE MASTER(ゴールド以上)
この3種類は僕が経験してきた派遣型の常駐エンジニアとして働くには単価を上げるための資格だと言われました。
僕がいた会社は、基本情報技術者試験は特に入社2年までに取得してほしいと言われました。
応用技術者試験も難易度の高い資格ですが、ORACLE MASTERは派遣型の常駐エンジニアとして無双できると言われていました。
僕は取得してないのでわからないですが、ORACLE MASTERのゴールド以上を取得しておくと遣型の常駐エンジニアとしては転職需要がかなり高いらしいです。
なぜ評価が高いかというと、普通のエンジニアよりかなり高く単価を要求できると当時上司から聞いたことがあります。
実際の金額がわからないので申し訳ないのですが、かなり需要はあると言えると思います。
その代わり、ORACLE MASTERは受験代も書籍代も結構高いです。
ORACLE MASTERはブロンズ、シルバー、ゴールド、プラチナムがあり、いきなりゴールドやシルバーから受験することはできません。
ORACLE MASTERはブロンズのオンラインの試験代が14,688円です。
なかなか高いですよね、それに書籍代がかかりますので約2万円になりますので受験するときは万全の準備をして挑むことをオススメします。
エンジニアとしてコスパの悪い資格
ITパスポート試験
反対にITパスポートは持っていてもほとんど評価には変わらないと転職エージェントの方がおっしゃってました。
まとめ エンジニアに資格はいるのかいらないのか
ウェブ系のエンジニアになる場合クライアントは自社になるケースが多いので資格は必要になりにくいようです。
業務系のエンジニアになる場合はクライアントは他社になるケースが多いのでできるだけ高い金額をクライアントから受け取りたいと考えるので資格はあれば評価が高くなる傾向にあります。