この本の内容であれば、プログラミングをしたことがない人でも苦しみながらプログラミングとjQueryを習得することが可能です。
エンジニアや他のプログラミング言語経験者であれば、問題なく読み進められます。なのでプログラミング未経験者であれば2週間で習得可能、プログラミング経験者であれば2日で終わるない内容になってます。
さきほどプログラミング未経験者は苦しむと書きましたが、何が苦しいかというとプログラミング未経験者でも読み進められる内容になっている分、プログラミングの基礎的な話にあまりページを割かれていません。
それでも技術書だからこんなもんかと読み進みられる人なら、そこまで苦しくなく終わるでしょうがプログラミング初心者が全部理解できなきゃイヤだというスタンスで読んでしまうとなかなか大変だと思います。このあたりはどの技術書でも苦労はしますが・・・。
ということで、技術書を読み進めるためのコツを書いた記事がありますので参考にしてください。
jQuery最高の教科書レビュー(★★★★☆)
まず、技術書って間違ってるコードが多いとか意味がわからないところがあるとか端折ってるところが多いとかいろいろ減点対象がありますが、この本に限っては減点する要素は実践で使うには内容的に不安があるという要素だけなので★を4つの評価にしてます。
このあたりも今後レビューしていきます。
それでは詳細な部分を書いていきます。
対象読者は?
対象としてるのは、HTML/CSSをやったことがある人からエンジニアまでです。
最低限HTML/CSSをやっていないとjQueryでタグを操作していくわけですから、理解はできません。
なので最低限の知識としてHTML/CSSの知識は必要です。プログラミングの基本的な文法は解説がありますので、プログラミングの基礎知識は必要ありません。
あと、エンジニアで僕みたいにJavaScriptやjQueryの入門に今まで怖がって手をつけてこなかった人にはオススメです。今までjQueryは入門サイトで入門して無名関数や独特な構文に跳ね返されて来た人にはその構文のとっつきにくさにも触れておりjQueryの入門書としては最高の解説書になっています。
なのでエンジニアにもオススメです。
どんなことをやるのか
1から7章立てで、このような内容になっています。
- jQueryの基礎知識
- jQueryの基礎的な文法での解説
- プログラミングの基礎知識
- サンプルを交えた基礎的なjQueryの解説
- サンプルを交えた実践的なjQueryの解説
- サンプルを交えた実践的なjQueryの解説
- サンプルを交えた実践的なjQueryの解説
個人的な感想として、1章から3章までの解説はプログラミング未経験者だと少し苦労するかもしれませんが、プログラミング経験者だと難なく読み進められるかと思いますが後半の5章から7章の進むスピードが一気に早まります。
なので、エンジニアでも5章から7章は反復必須かなと思います。5章から7章はリファレンスとしても使えそうです。
解説の丁寧さ
解説はかなり丁寧に書かれていて、プログラム未経験者からプログラム経験者まで幅広く使える内容になっています。
5章から7章は、若干説明が少ないのですが、その分4章までのしっかりやっていると理解できます。なので4章までの理解とあとは手を動かしつつ覚えていくしかないとは思いますね。
どんな人が読むべき?
これからjQueryを使って何か作りたい人全員ですね。
HTML/CSSがわかると読める内容になっていますので、HTMLとCSSがわからない人は2週間でだいたいのことはわかるのでサクッと入門してからこの本でプログラミングを覚えつつサイトを作れます。
どれくらいの期間で読める?
プログラミング未経験者であれば2週間から3週間ぐらい。
プログラミング経験者だと、2日もあれば読めます。ちなみに僕は1日で読み手を動かしつつ7章まで終わりました。
でもまだまだしっくりきてないので、5章から7章を3周ほどこなす必要性がありそうです。
現場で使える?
5章から7章に約15個ほど実践で使えるテクニックとコードがありますが、現場の要求仕様が15個で網羅はできるわけではないので、この本だけで実践で使用可能か言われると難しいと思います。
このへんは申し訳ないのですが、僕は基本的にバックエンドのエンジニアなので実践でどれくらい使えるかというのは未知数です。(すみません)
このあたりも、仕事を受けてみてどれくらいの感覚か掴んでいきたいと思います。
どんなことができるようになる?
jQueryの基礎的なことから、発展的な内容までカバーされています。
なので、オシャレなサイトでよく使用されているマウスオーバーで動くような挙動や写真のスライドショー的な見せ方をするサイトは作成可能です。
今までよくjQueryというものがわかってなかったのですが、なかなかオシャレな動きがあるサイトを作成できそうです。
やっぱり動きがあると人間の視覚的にもわかりやすいです。
ではでは、まだまだjQueryを使いこなすために試行錯誤の日々は続きそうです〜。