工場での仕事をしてると、この先ずっとこの仕事をしてて将来大丈夫かなって気持ちになりますよね。
実は僕もそうでした。工場作業に漠然とした不安を持ってました。
プログラミングを勉強してから、どんどん人間はプログラミングをはじめとする自動化技術に仕事を奪われるんじゃないかと不安になったことを覚えています。
2021年現在、工場の仕事はなくなってませんがディープラーニングの技術、グラフィックボードの高性能化によって画像認識のコストは低くなってきています。
そのため、画像として認識ができる人間の目で判断している自動車の運転、工場の製品の検査あたりの仕事の賃金はどんどん安くなることが想定されます。
では、工場勤務からエンジニアになる方法を解説します。
工場勤務からエンジニアになるにはプログラミングが必要になる
エンジニアは完全に売り手市場なので、エンジニア未経験の求人も結構あります。
しかし、エンジニア未経験であって、エンジニアとして必須なプログラミングは習得しておく必要はあります。
プログラミングは過去に詳細に解説してますので、よければ参考にしてください。
工場勤務からエンジニアなるには地頭が必要になる
エンジニアにかかわらず全てのホワイトカラーの仕事に大事なことだと思いますが、地頭はある程度必要になってきます。
世の中のイメージでは、エンジニアはずっとパソコンのキーボードを叩いてプログラミングをしていると思われがちですが、プログラミングばかりしている仕事はそこまで多くないです。
エンジニアの仕事も他のホワイトカラーの仕事と同様に、以下のような意思決定と作業を行います。
- 会議を行い仕事の大枠を決める
- どういった方法で実現可能か調査して資料を作成する
- 作成した資料をもとにプレゼン・レビューを行う
- 1から3を繰り返し、技術的に可能か、コスト的に問題ないか、スケジュールを決めていきます
- プログラミング作業
- テストや検証
このような流れで仕事をするとき、資料を作成する人は「わかりやすい資料を作成する能力」「正確な文章を書く能力」「ロジカルな資料を作成する能力」が求められます。
資料をチェックする側には、「理解力」「技術への理解」「抽象的なことを文章にする能力」が求められます。
これは私がみてきたなかでは工場作業では一切求められないタスクです。
工場勤務からエンジニアになるにはコミュニケーション力も必要になる
家電量販店の店員さんに「いい掃除機を買いたい」といった抽象的な質問をしますか?
もし、上記のような質問をする人であれば、私はエンジニアを含むホワイトカラーの労働者になることおすすめしません。
なぜなら「いい掃除機」は人によって定義が異なるからです。
掃除機と商品には、「サイクロン型」とか「紙パック式」とか「コードレス」とかあります。
もし、私が家電量販店の店員だったら客に「いい掃除機をください」と言われるとできるだけ高価な掃除機を売りつけます。
なぜなら、高価な掃除機には機能が多く付いているでしょうし、自分の売り上げがあがります。
さらに、家電量販店に来る前に商品についてあまり調べてこない客には、商品の機能がわからないことも考えらますし、他社メーカーの商品に対して理解もないでしょう。
そのため、より高価な商品を店員がすすめても仕方ないと私は思います。
こういったコミュニケーションの取り方をする人はエンジニアをはじめホワイトカラーの仕事をするには向いてないと思います。
なので、これからエンジニアになろうと考えている人は5W1Hを意識したコミュニケーションを心がけてください。
今さら5W1Hの解説は必要ないかもしれませんが、5W1HとはWho(だれが)When(いつ)、Where(どこで)、What(なにを)、Why(なぜ)、How(どのように)の略です。
会話・メール・チャットは読んでその内容からアクションを起こします。
読み手や聞き手を意識してないと相手の時間を奪うことになります。
要領を得ない会話、メールは相手の時間を奪い、自分もその会話やメールの説明する時間も出てきてしまいます。
残酷な話をすると、エンジニアを含むホワイトカラーの労働の生産性は、低い人と高い人では少なく見積もっても5倍くらいは違います。生産性の低い人は正直必要ありません。
そうなってしまわないために、相手の立場にたったコミュニケーションをする必要が出てきます。それが5W1Hの考え方となります。
このような考え方を近年ではビジネス用語でロジカルシンキングと呼ぶようですが、人に何かを伝えるときには当たり前の技術です。しかし、工場勤務をしていると身につきにくいスキルですので意識するとできるようになります。
ちなみに私は、工場勤務時代はこのようなコミュニケーションの取り方を意識していなかったので「何がいいたいの?」ってよく怒れました。そのため、これから工場勤務からエンジニアになる人がいるのであれば参考になればいいなと思って書きました。
ではでは